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ぐりとぐらの本日も自転車日和なり

素人チャリダー夫婦の自転車生活あっちこっち

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Author:ぐりとぐら
自転車ど素人夫婦・ぐり(夫)とぐら(妻)が、07年11月 ジャイアント・エスケープR3を衝動買いしてしまって始まった自転車ライフ。09年1月にはBianchiロード・Via Nirone7 Al/Ca 105 Compactとミニベロ・MiniVelo 7を、そして10年3月GIOS VECCHIO 16年8月GIANT TCR ADVANCED PRO TEAM も加わってどこまで行くの?

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2019.01
22
築地場外市場に「きつねや」はある。
築地といえば海鮮がまず思い浮かぶが、ここは「牛丼」「肉豆腐」そして「ホルモン丼」の店だ。
なかでも絶品なのは「ホルモン丼」で濃厚な味噌で煮込まれたトロトロのホルモンが熱々のごはんにかけられている。
冷え切った身体にハフハフしながら熱いホルモンをかっ込んでゆけば、凍り付いていた芯が少しずつほぐれてゆく。

ホルモン丼を食べながら後悔していた。
「もっと早く家を出るべきだった」と。
しかし、ホルモン丼を食べることは今日のライドの目的の一つだから仕方ないか。
目的のないライドは意味がない。

早い時間に出なかった理由は、このホルモン丼に他ならない。
きつねやの開店時間をネットで知らべると、「6時半」説と「7時頃」説の二つがある。
私は「7時頃」説を支持し4時半に家を出ようとしたのだけど、冬の自転車の装備には時間がかかり5時発になってしまったのだ。
渋滞や向かい風などを考慮せず計画より遅れて7時半を大きく過ぎ築地に到着。

一般的には5時に出るということは十分早い時間であると思われるが・・・。
でも、5時といえばもう世の中は動き出している。この時期、まだ夜明け前で辺りは暗く月もポッカリ浮かんでいたので、いつものナイトライドのような気分でいたけれど、通勤の交通渋滞は始まったいた。
殊に海浜幕張辺りの第二湾岸道路から国道357号にかけては、大型トラックの列が数珠繋ぎで路肩がほぼないうえ、バイクが二車線の真ん中を通るので車は車線の左寄りで走行していて、自転車を漕いでいる私の居場所は限りなく無だ。
かくなるうえは歩道走行しかない。もう自分の身を守るためには「自転車は車道」などという正論を受け入れることは出来かねる。

どうしてこのような恐ろしいルートを選択したかといえば、いつもの癖でついとしか言えない。
都内に抜ける場合、いつもここを通過する。しかし時間帯は深夜だ。深夜であればたまに大型トラックも脇を通り過ぎるが、問題になる交通量ではないからだ。そのことをすっかり忘れていた。
国道356号をやり過ごしも、都心に向かうに車は増えてゆく。走りづらいったらありゃしない。

築地場内市場が閉鎖されてから初めてきたが、なんとなく以前よりは人通りも少なくなったような気もする。
数年前、同じ時間帯にここを訪れたときよりも客数は減っているような。
きつねやは最近、外国人(アジア系)の観光客が増えて、それが原因なのか一人一品注文(誰かと一品をシュア禁止)とか肉豆腐一品注文禁止(ドリンクも頼むこと)など注文が多い料理店となって一部不評を買っている。
しかし、元々ここは築地で働く人の朝食や仕事が終わった人が軽く一杯引っかける場だ。これに至ったのは、4人で一杯の丼をキャッキャいいながら写真を撮って長時間場所を占領するようなことがあったのではないかと想像するのである。
実際、目の前のアジア系4人家族におばちゃんが「余計に持って行った箸、返して」と怒っていた。

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ホルモン丼を食べ終えて、リスタートしたのはちょうど8時だった。
ここからどこへ向かうか?今日のルートは東京湾一周、いわゆる「湾イチ」だ。
東京湾沿いを国道15号で横浜へ。そして国道16号にスイッチして横須賀。久里浜からフェリーに乗って金谷へ渡り我が家へ戻る。

千葉を出たときは向かい風だったけれど、都内に入ってから少しづつ風向きは変わって、今は追い風になっている。
追い風はありがたいのだけれど、都心は渋滞。そして二車線の右折レーンなど頻発し自転車では走りづらい。二段階右折しようにもそもそも横断歩道がないという場面もある。
とかく道交法は、自転車の通行を考慮していないと思える。

そして辟易するのは「信号峠」だ。
自転車乗りは、辛いことを「峠」で表す。
冬の早朝、自転車で出かかる予定があっても布団からなかなか抜け出せないことを「お布団峠」と言いまた、人気のある自転車イベントに受付時間ぴったりにエントリーを挑むことをいう「エントリー峠」と呼ぶ。
信号峠は少し進んでは赤信号に引っ掛かり、走行時間の割には距離が伸びない。

横浜は苦手だ。
そもそも方向音痴なのに、道が複雑で車線変更が難しい。
数年前のこと。国道16号線を走っていたつもりが、いつのまにか県道21号に入ってしまったことがあった。
今回も同じ間違いをしてしまった。以前、自転車仲間から「国道16号と県道21号の分岐はサンクスを目地るしにすればよい」と教えてもらったことがある。
時代は流れサンクスはファミマに代わっていたけれど、また見落としていた。

自分で引いたルートだけど、国道16号を離れ急な坂を登らせられる。
このまま国道16号で行った方が距離も近いのに。
なぜかといえば、野島公園の景色を見るがためだった。
青い海は目に染みて、少し疲労した身体が軽くなるような気がした。

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田浦のトンネル群を抜け、横須賀を過ぎればやっと観光ポタリングといった風景を目にできるようになる。

うみかぜ公園
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ここでトイレを借りて、持参したチョコレートとアミノバイタルゼリーを補給。
お腹は減っていなかった(むしろまだホルモン丼が消化しきれていない感じ)けど、決まった時間に補給することはロングライドの鉄則だ。

馬堀海岸のフェニックス並木
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南国をイメージされるフェニックス(=ヤシ科ナツメヤシ)である。
房総半島・館山にも、袖ケ浦海浜公園にもヤシ並木がある。南国をイメージさせるにはもってこいの装置なのだろう。
ちなみに袖ケ浦海浜公園のヤシ並木は「千葉フォルニア」と呼ばれているんだとか。

フェニックス並木を過ぎると、街は一気に漁村という趣。
そんななかひっそりと佇むように走水神社の小さな看板が立てられていた。

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境内から海が見下ろせる
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走水神社の由緒は、我が地元・木更津や袖ケ浦の地名に由来したとされる説もあり身近に感じている。
そしてパワースポットとしても有名とのことで参拝した。
もしかして、このことがこの後起こった奇跡と関係していたのかもしれない。

この後、起こった奇跡とは。
海岸線を観音岬にむけ走ったいたら、沿道に20人くらい塊になって立っている。
はじめ、バス停に並ぶ人かと思っていたが、その塊があちこちにあるのだ。
そして、白バイや警察関係車両が何台も通り過ぎてゆく。

観音崎海水浴場で写真撮影していると、一人の若い男性が話しかけてきた。
男性は警察官で、「これから10分後に天皇皇后両陛下が通過するので、ここに留まるか観音埼公園の方へ移動してくれ」とのこと。
なんでも、両陛下が通過しているときに、動くことはできないのだそう。
つまり決まった場所で一塊になって立ち止まっていなければならないのだそうだ。
先ほどみた人間の塊はそういう訳だったのかと合点した。

観音岬
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天皇皇后両陛下のご尊顔を拝する機会などこれまでにもなく、ましてや両陛下はあと数か月で退位されるわけだから、私も塊の端っこに立って両陛下をお待ちすることにした。
時間が経過するにつれ、全車両は完全に通行止めされ道路上にはパトカーや白バイがゆっくと通過してゆくだけ。
面白いと思ったのは、グリル部分に「3」というプレートが貼られたパトカーが通過したこと。
これは「あと3分後に両陛下の乗られた車が通過する」という合図だという。
「2」や「1」のパトカーも来るのかと期待していたけど、「3」のパトカー以外は来なかった。

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そして3分後(?)前後を白バイ隊に囲まれたセンチュリーがやってきた。
乗られているのはもちろん両陛下。窓を全開にしてにこやかに手を振られている。
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皇室の追っかけ隊のようなおば様達が手書きの横断幕になにやら書いたものを広げて写真をジャカジャカ撮っている。
一行はあっという間に過ぎてゆかれた。
何事もなかったかのように交通規制は解除され、のんびりとした観光地へ戻っていった。

浦賀の渡し
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キラキラと光る海を見渡しながら、軽くペダルを踏んでゆく。
フェリー乗り場はすぐそこだ。
時刻は1時前。ここまでの走行距離は130km。このままフェリーに乗って房総に渡ってしまうには時間的にも距離的にも中途半端。
本来の計画では、もっと早い時刻にここを通過するつもりでいたので三浦半島を半周して九十九里に戻るはずだった。
しかし時刻が押しているので、三崎まで行きショートカットしてフェリー乗り場まで戻ってくることにした。
それにしてもお腹が空いた。城ヶ島のしぶき亭でミックス丼を食べるつもりでいたけど、そこまで持ちそうもない。
走りながら良い店はないかと物色するも、決め手なく結局ケンタでいいやということになってしまった。

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国道134号から県道215号へ。
ここから三浦半島チックな景色になってくる。

某自転車漫画「ろんぐらいだーす」に出てくる通称「亜美ちゃん坂」を登りきると、大根畑の向こうに海が見渡せる。
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江奈湾はどこか内房の海に似ている。
東京湾を挟んだ対岸なので似ているのは当たり前か。
「はばのり」という海苔は内房だけの名産品かと思っていたけれど、三浦や真鶴でも採っていると最近知った。
三浦や真鶴も内房の漁村っぽい雰囲気がするのは、そういうことなのか。

江奈湾
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三浦といえばこのモニュメントは外せない。
いやこれは風力発電機か。でも現在は工事中でモニュメント化していた。

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三浦に来たなと思わせる風光明媚
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城ヶ島をバックに
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三崎はまぐろの街だ。
まぐろを食べさせる店がいくつも並び店先には呼び込みのおばちゃんが立っている。
時刻も遅かったからが、人影はまばらで自転車で通過する私にさえ声をかけてくる。
なんともうらさみしい気分で、ここから久里浜へ帰ることとする。

三崎
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県道26号に入ると、観光道路ではなく生活道路になる。沿道には都心でもみるチェーン店やガソリンスタンドなどが並ぶ。
混雑する車の中に入り、一気に観光モードから切り替えられる。
久里浜のフェリー乗り場に戻る。
3時前だった。次の船は3時25分。片道チケットを買って、自販機でコーヒーを買って飲む。

フェリー乗り場
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190121x.jpg


平日の夕方前なのだから尚更だろうが、フェリーは空いていた。
車は6,7台。自転車は私一人だった。
船の中は暖房が効いて暖かく、厚着をしている私には暑いくらいだ。
さっきコーヒーを飲んだけどまたカフェラテを買って、出港しゆっくりと揺れる船の動きに身を任せる。

甲板に無賃乗車の常習犯を発見
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ゆっくりとだが確実に金谷に向け進んでゆく
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東京湾は狭いと聞く。
とはいうものの、海は広いな大きいなのだから、海難事故なんて滅多にないのだろうなんて思っていたら、目の前にタンカーが迫っている。
こちらもゆっくり。あちらもゆっくり。でもこのまま進めば衝突しそうな気がする。
お互いの船はなにごともないように進み、その距離はどんどん近づいてゆく。
船内アナウンスがあり、船長が目の前のタンカーの積載量などの説明を始めた。
船はぎりぎりに逸れ、それぞれの目指す目的地へ向かってゆく。東京湾での航海は素人が思うほど安易ではないのだな。

乗客はぶつかるのではないかと緊張
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定刻通りフェリーは金谷に到着。
房総に脚を踏み入れると地元感半端ない。
とはいうものの、ここから我が家まで50km以上あるのだけど。

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夕闇迫る走り慣れた道を、大いなる安心感をもって帰路についた。
6時半頃帰宅。

本日の走行は、229km。(フェリー11.5km含む)
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